2011-07-26

MFC-675CDを購入してみた

display

概要

ブラザーMFC-675CDを購入しました。通話、FAX、スキャン、コピー、印刷(インクジェット)が可能な複合機です。

多機能な上、電話の子機が1台付いて、amazonで13,634円(2010-11-04現在)と低価格です。カラー印刷の品質こそEPSONやキャノンなどの高級機には劣ると思いますが、カラー印刷なんてそう頻繁には使わないと思いますので、パーソナルユースには非常にコストパフォーマンスが高い製品だと思います。

本機にはメモリカードを直接挿すことができます。スキャンした画像をメモリカードに保存したり、メモリカードの画像をプリンタで印刷することができます。コンパクトフラッシュ、SDカード、メモリースティック、xDピクチャーカードに対応しています。

※2011/07現在、MFC-675CDは販売終了しています。後継機はMFC-J700Dの様です。

スキャナとプリンタの品質をテストしてみました。

スキャナ

モノクロ200x100dpi (TIFF/PDF)、モノクロ200dpi (TIFF/PDF)、カラー150dpi (JPEG/PDF)、カラー300dpi (JPEG/PDF)、カラー600dpi (JPEG/PDF)のスキャンモードがあります。

PCからのスキャンは、専用アプリケーションがうまく動作しなかったので、本機から直接メモリカードに保存し、カード経由でPCに転送する方法をとりました。モノクロはTIFF形式でスキャンしPNG形式に変換しました。カラーはJPEG形式でスキャンしました。

サンプル原稿として、月刊モエ2010/09号の表紙を使用しました。
※ Copyright (C) 白泉社
※ Copyright (C) スタジオジブリ

普通の商業印刷物ですので、CMYKの網点スクリーンで印刷されている点を留意してください。

モノクロ200x100dpi

1600x1145ピクセル
FAX低画質用のモードです。解像度の縦横比が異なりますので、上下が潰れた画像となっています。

モノクロ200dpi

1600x2290ピクセル
FAX高画質用のモードです。

カラー150dpi

1200x1716ピクセル、336,272バイト
拡大してよく見ると、若干の偽色が見られます。モスキートノイズもそれなりにあります。

カラー300dpi

2400x3435ピクセル、1,081,239バイト
偽色はあまり目立ちませんが、モスキートノイズはあります。網点も影響しているのかもしれません。レタッチソフトで1/2以下に縮小すれば、充分実用になる解像度だと思います。

カラー600dpi

4816x6872ピクセル、5,188,895バイト
通常の用途ではここまで高解像度でスキャンする必要はないと思います。

moe

網点が確認できます。「X」の文字の細い線もはっきり読めます。小さなほこりまで取り込めています。

arri

Adobe Photoshopで1/4に縮小したもの。発色もいいです。

プリンタ

印刷品質をテストしてみました。実際には、各自の目で見て判断しないと、品質は評価できないものですので、あくまでも参考にとどめてください。

紙は本機にサンプルとして付いてきた用紙を使いました。ノーブランドのコピー用紙より少しなめらかな様です。インクジェット専用紙や光沢紙でのテストは行っていませんので、紙質によって印刷結果も変わると思います。

本機で印刷したものを、本機でスキャン(カラー600dpi)しました。上のスキャン結果と比較してみてください。

元データはこれ(JPEG 2048x1536ピクセル 1,370,423バイト)です。

Adobe IllustratorでA4サイズに配置して、本機で印刷しました。

そのスキャン結果はこれ(JPEG 4816x6872ピクセル 3,0024,193バイト)です。

参考画像追加(2011-07-26)

便利な機能

本機にメモリカードをセットし、USBでPCとつないでおくと、本機にセットしたメモリカードがPCからリムーバブルディスクとしてアクセス可能です。この機能により、別途メモリカードリーダが不要になり、メモリカードを挿しっぱなしで運用できて大変便利です。

memcard