2016-12-25

Guitar : GUI Git クライアント

Windows、macOS、Linuxで動作する、バージョン管理ツール Git のクライアントアプリケーションです。

特徴

スクリーンショット

プログラムを起動すると、最初に、git(git.exe)コマンドの所在を尋ねてきます。使用するコマンドを選択してください。

後述しますが、このアプリで管理するリポジトリは、username/password認証が必要なリポジトリでは使用できません。できるだけ、鍵ファイルを登録してssh認証するリポジトリをご利用ください。

コンパイル済みバイナリ

Windows

Guitar-0.0.0-win32.zip

Windows Vista 以降で動作します。Git for Windows(の中にあるgit.exe)が必要です。

圧縮ファイルを展開すると、Guitarというフォルダが作成されます。置き場所は C:\ や C:\Program Files (x86) などにします。Guitar.exeへのショートカットを作成し、デスクトップに置くか、クイック起動やランチャなどに登録します。

macOS

Guitar-0.0.0-macos.zip

macOS Sierra (10.12) 上で開発しました。Mavericks (10.9) 以降なら、たぶん動作すると思います。

アーカイブファイルを展開してできたアイコンをファインダー等で [アプリケーション] に入れるだけで使用できます。

Linux

Guitar-0.0.0-linux-x86-32.tar.gz (x86_32ビット版)
Guitar-0.0.0-linux-x86-64.tar.gz (x86_64ビット版)
Guitar-0.0.0-raspi.tar.gz(Rasspberry Pi 版)

x86版は32ビットと64ビットがあります。Debian 8 (jessie) 上で開発しました。DebianまたはUbuntuで動作します。それ以外のディストリビューションでは未確認です。必要に応じて再コンパイルが必要となる場合があります。Raspberry Pi版は最新のRaspbian上で動作します。

xcb関連のライブラリをインストールしておく必要があります。Qtはスタティックリンクしていますので、qtライブラリをインストールする必要はありません。

Linux版は、Qtをスタティックリンクにしたら、ファイルサイズが圧縮後で90MB(展開すると200MB)くらいに膨れあがってしまいました。もしかしたら、将来のリリースでスタティックリンクを止めるかもしれません。

インストール先はどこでも構いませんが、迷ったらアーカイブファイルを /opt に展開することを推奨します。/opt/Guitar/Guitar で起動できます。 /usr/local などでも構いません。

起動用のアイコンを作成するには、まず、デスクトップにテキストファイルを新規作成します。エディタで開き、次のような内容を記述します。ファイル名を Guitar.desktop にします。インストール先に応じて、必要ならば Exec と Icon のパスを書き換えます。

[Desktop Entry]
Name=Guitar
Exec=/opt/Guitar/Guitar
Icon=/opt/Guitar/Guitar.svg
Terminal=false
Type=Application

このファイルに実行属性を付与すると、ダブルクリックで起動できるようになります。

Ubuntuで使用する場合、筆者の環境では、足りないライブラリを次のようにしてインストールしました。

$ sudo apt-get install libxcb-xinerame0
$ wget http://security.ubuntu.com/ubuntu/pool/main/i/icu/libicu52_52.1-3ubuntu0.4_amd64.deb
$ sudo dpkg -i libicu52_52.1-3ubuntu0.4_amd64.deb   

git-gui という小さなスクリプトファイルがあります。これを /usr/local/bin などに置いておくと、

$ git gui
で起動できるようになります。

ソースコード

GitHubhttps://github.com/soramimi/Guitar

開発環境要件

既知の問題